生物の命

 昔、中国で龍や麒麟、鳳凰等々空想上の動物を多数生み出しました。其れ等の多くが現代の日本に迄伝わり、現実の動物以上に生命感溢れる存在で有るのは不思議でも有る。SF映画等に出て来る空想上の生物の多くが何か不自然で有る。我々を含む地球生物には共通の本能的な生物を識別する何かが有るので有ろう。1000億もの恒星が在る我が銀河系宇宙に高等生物が人類丈しか居ないと思うのは余に無謀だが確率的に計算した数よりは現実は遥かに少ないと想像出来る。しかし一つの銀河にたとえ一つ丈だとしても、大宇宙全体では2000億もの高等生物が居る計算には成るが、宇宙は遥かに広く宇宙人と出会う事は決して無い。以前に宇宙人と遇ったとTVで平然と言った人が居ましたが罪に成ら無いのが不思議で有る。確かに古代の遺跡からは其の当時の技術では作り得ないような物が出土する場合も有るが、日本にも宇宙人を連想させる土偶が出土して居るが唯の雪眼鏡を掛けて居た丈で有ったり、思い込みが思わぬ間違いを誘うので有る。髑髏の水晶も親子三代砂で磨き続ければ不可能では無い。居るか居無いか分から無い者に現を貫かす依りは、膝の上で安心しきって寝て居る猫を可愛がった方がましで有る。
 以前に鳥インフルエンザの流行で多くの養鶏が死に、法律に因って多くの感染した養鶏が処理されました。未だ死んで居ない鶏迄、袋に詰められ生きた儘土に埋められたので有る。心が痛んだ人も多かったが外国では又流行して居ます。鳥は空を飛ぶ為一度流行してしまうと防疫は中々難しい。養鶏業界は心配の種でも有る。畜産農家は家畜が健康な儘出荷しなければ成らない。生きた状態で屠殺場に送るらねば成らないので有る。疫病で多くの家畜が死ねば、御金が入ら無いばかりか処理費用も馬鹿に成ら成ら無い。保険所への報告が遅れれば、罪に成ります。養殖業界も大変で有る。赤潮で魚が大量に死ぬ場合も有り。鯉が鯉ヘルペスに罹って大量死する場合も有ります。
 長引いた狂牛病の問題も解決の兆しは見えたが、食肉業界も大変では有るが最終的に消費者が高い物を買わされて居るので有る。牛丼点の中には、米国産の牛肉が入って来無いから、他では其の値段で其の味が出せ無いと言って中止してしまった店も有る。何故もっと早く解決し無かったか疑問が残る。
 現在世界中が日本等の調査捕鯨を槍玉に挙げて居ますが。かって欧米も鯨油を採る為丈の為に大量に捕鯨をし、頭数を激減させた歴史事実を知ってて言って居るので有る。其の事は矢鱈難しい言葉の出て来る「白鯨」と言う小説(映画化もされて居る)に描かれて居る。鯨は哺乳動物で殺すのは可哀相だと言う丈の理由丈で全て反対するのは問題で有る。鯨が増え過ぎれば、魚の餌も少なく成り、漁業にも影響が出て来る事は必須で有る。欧州の或る日本料理点に記者が来て鼈料理を自分で注文しておいて、目の前で生きてた鼈を板前が捌いて調理して客に出したら。残酷だと言って訴えられた事件が有りました。殺さ無いと料理等出来無いのに。紳士なら厨房に入らぬ事で有る。
 最近はペットブームで有る。世の中が世知辛く成ると哀願動物にも関心が及ぶのか、中には誰もが嫌がる掌程の大きさも有る毒蜘蛛や大蛇、蠍を哀願して居る人も居ます、変質者に近い人も居ます。それらが逃げ出して、大騒ぎに成り、探し回り、警察沙汰に成って、大恥を掻いても懲り無い族も居る。犬に服を着せる人も居ます、其な服が売って有ると言うのも不思議です。座敷上で平然と中型犬を飼って居る家のコマーシャルを見て唖然とする人も居ます。行き過ぎたペットブームも疑問で有る。朝、飼い主が犬を連れて散歩して居て、犬同士出合った途端に喧嘩を始めます。犬にとって人こそが敵の筈なのに。犬同士仲良くすれば良さそうなものを。
 以前に人に悪さをする憎い烏に堪りかねパチンコ(ゴム銃)で撃った学校の教諭が散々マスコミの非難を受けた事が有ります。狙って撃っても当たる筈も無い物を、学校の先生も人の子なので有る。鳩の餌に避妊薬を仕込んだと警察に捕まった人も居ます。平和の象徴の鳩も、増え続け、糞で文化遺産も形無しで有る。以前に野生動物に餌付けするのは良く無いと言ったタレントの女性が非難を浴びた事が有ります。動物保護の履き違えで有る。
 ザリガニや食用蛙等の外来動物が逃げ出して日本で繁殖してしまった例も多い、熱帯でしか繁殖しないピラニアが捕獲された例も有る。生態系も乱れがちで有る。最近池や湖で外来魚の繁殖力の旺盛なブラックバス等が増え過ぎて困り果てて居る地方自治体も多い、観賞魚として飼って居て、或る事情で始末の必要に迫られ、殺すのが可哀相に成って、池や湖に放流した人にも責任が在るが。問題は地方自治体の政例等の法令で釣り人が釣った外来魚を元に返しても咎められるも事も有る事で有る。元の木阿弥で何も変わらず生態系に影響の無い筈なのに。法律とは万人の思いは叶えては呉れ無いので有る。死なすのは可哀相と思う優しい心の持った善人を咎めるので有る。魚を平然と殺せる悪人が褒められるので有る。何か間違って居る様に思えるのは私丈だろうか。
 高価な子犬を飼って来て、しだいに大きく成って来る程に手に負え無く成り憎たらしく成り、困り果てて保険所に処理を求める人も居ます。其の可哀相な犬の可哀相な顔を写真に撮り続けて居る写真家も居ます。人間の驕りの反省か、可哀相だと思うと可哀相な顔に見えるので有る。人を噛み殺した犬が闘犬の世界では値が高く付く場合も有るので有る。世の中は様々で有る。余り批判も出来無いが。飼う前には死ぬまで飼う覚悟を持つ事が大事で有る。処理するのが可哀相だと仏心を出して捨てたりすると野犬と成って人を襲ったりする様に成り不幸な事件が起こります。ペットの犬も猛獣で有る事を忘れてはならない。
 子供の頃、実家では猫を良く飼って居たが、寿命を真っ当する迄飼った経験が無い。他所の家で悪さをした猫を近所の手前飼って置け無いと捨てられてしまったので有る。巷には飼い猫と一度は飼われた経験の有る野良猫と一度も飼われた経験の無い野猫が入り乱れて暮らして居るので有る。
 或る手記に或る子供が子を産んで猫に子猫の鳴き声を真似て遊んで居たら親猫が怒るって子供を叩いたと言うので有る。長年猫を飼った経験は有るが叩かれた経験が無い、引っかくの間違いか、子を護る母性本能が子供を叩かせるのか。猫は尻尾を掴むと爪を立てて引っ掻こうとするが放した途端に引っ掻くのをやめてしまうので有る。必要外の攻撃をし無いのは見事で有る。食べる為にのみ鼠を殺すので有る。兄弟で喧嘩をする事が有っても親を攻撃する事等決して無いので有る。飼い主を親とでも思って居るのかあんなに鋭い爪を持って居ながら、引っ掻かないのは見事で有る。親殺しの重罪を犯す人の子供が後を立ちません、生命の奇跡を認識すべきで有る。かって、宇宙から自分の居無い地球をみて感慨に耽った宇宙飛行士が居ました。この大宇宙に人類しか居ないと考えるのは余りにも無謀で有るが、今生きて居る事こそが奇跡で有る、自分の居無い大宇宙等無いに等しい。


              2005−11−13−75−OSAKA



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