ハードディスク症候群

 パーソナルコンピューター(PC)の組み立てを趣味にして居る人にとって、ハードディスクドライブ(HDD)はCPU、マザーボードの次に重要な存在で有る。一台在れば充分に用は足りる筈では有る筈が、其れでは済ま無い所に、熱狂症的な病的要素が潜んで居ます、ハードディスク症候群で有る。
 HDDも壊れる時が有るので有る。苦労して作成した膨大なデーターや貴重な文書・画像等が一瞬に消え去ってしまう恐怖は計り知れ無い。別のHDDにバックアップを取って置きたくも成るのも人情で有る オペレーティングシステム(OS)のインストールされたブート・システムHDDなら、二度とOSは起動し無い。
 HDDの故障に因って、一時もOSを停止させる事の許され無い、サーバー等では、OSを起動した儘HDDを交換出来る様にも成って居るシステムも有る。
 HDDの不具合でOSが起動し無く成るのを恐れてか、二台以上のHDDにOSをインストールする、デュアルブートが可能なOSも有る。しかし、台数が増えると問題も発生します。電気容量不足でHDDを壊す場合も有ります。発熱も多く成るし、騒音も多く成るし、電気代も嵩みます。
 OSに拠っては11台程のHDDにOSをインストール出来ます。問題はシステムが感知するHDDの順番です。通常はU−ATA、S−ATA、SCSI、USB・IEEE−HDDの順番ですが、ドライバー等のインストールの順番に拠っても変わる場合も有ります。八台目以降ではUSB・IEEE−HDDを増設した場合等に旨く起動し無い場合も有りますので、OSのインストール後のHDDの増設には充分に注意しましょう。HDDの構成の変更のエラーで起動し無い場合が有ります。七台迄に押さえて置くのが無難でしょう。八台目以降は何故か自由が利きません。エラーが出てしまう場合も有ります。
 最近HDDを複数台(四台程)利用してのRAID構成を構築する人も居ます。高速アクセスが可能に成りますが一台故障すると全部読み出し出来無く成ってしまいます。ミラーリング構成なら一方が故障してもデーターは保護されますが、容量は半分にしか成りませんし、アクセス時間が其の分遅く成ります。 LAN−HDDを組み立てるキットも発売されて居ますが。フォーマットが問題です。独自の特殊なフォーマットを使用して居る場合が多く、使用して居た古いHDDを其の儘利用出来ません、セットアップ時のフォーマットでデーターが消えてしまいます。家庭で複数台のPCを利用して居る家族では便利ですが。LINUX等のOSを利用して居る場合が多く、ソースが手に入る場合も有りますが。キット自体に不具合が発生した場合に。他のPCでデーターを読み取る事も出来ません。
 USB−HDDの増設キットも売って居ます。最大四台までのHDD増設出来ます。OSに拠ってはUSB−HDDにはOSをインストール出来ない場合が有ります。増設キットの取扱説明書にも本機からのOSの起動は対象外と書いて有ります。インストール出来ても其のPCからしか利用出来ません。OSのライセンス認証の問題が発生します。
 最近のHDDは大容量の物も販売されて居ます。400GBのも有ります。当初50MBのHDDが50万円近くもした事を思うと隔世の思いが致します。しかし、大容量に成れば、成ったで故障での被害も膨大な物に成ってしまいます。
 PC組み立てマニアの中には殆ど病気の人も居ます。新しい物が出る度に、自分でより高性能なPCを組み立てたくも成りますが。病気で有る。結局家に何台もPCが在る事に成ってしまうので有る。無駄な御金を使った事に成るので有る。何事も程々が一番で有る。
 最近、やっと64ビットのOSも販売され、利用して居る人も多いかとは思いますが。可也前にもアルファー等のCPUでも既に64ビットのOSが動いて居たのをしって居る人にとっては複雑な思いでは有る。64ビット版のドライバーが手に入るか如何かが大問題でも有る。インターネットでダウンロード出来る場合も有りますが。結局一家に二台のPCが必要で有る事に成ります。
 HDDも長く使用して居ると、デフラグ等の最適化を行いましょう。空き容量が不足して来るとアクセスが遅く成る場合も起こります。ファイルを時々整理し、不要のファイルは削除しましょう。得にシステムを起動したブートHDDの空き容量には得に注意しましょう。
 OS等の不具合でOSを再インストールしなければ成らない場合も出て来ます。其の場合消されてしまうホルダー(ディレクト)が存在します。強制的に消されてしまうので有る。消されたく無いデーターはユーザーが独自に設定したホルダーに保存しましょう。テンポラリーホルダー(TEMP)等は確実に消されてしまいます。プログラムは再度インストールし無いと旨く動きませんのでほっときましょう。
 サーバー等で良く利用されて居る、SCSIのHDDは高速で高性能では有る未だ未だ高価で有る。
経験的にも高性能丈に不具合も多い様に感じられる。電気容量不足か。其の高価なHDDを壊さ無い様にも取り扱いには充分に注意しましょう。買って帰る時にも衝撃を与え無い様に注意しましょう。エアーパック等で包装して呉れ無い店は避けましょう。複数台のHDDを装填して居る場合は、電源の容量には充分に注意しましょう。容量の足り無い場合はいっそう電源も大容量の物に交換しまよう。電気容量が少ないとHDDに皺寄せが来て不具合が発生します。コネクターの取り付けは奥まで確りと挿入しましょう。コネクターのピンは曲げ無い様に充分に注意しましょう。HDDの取り付け螺子が緩んで居ると振動で不具合が発生する場合も有ります。回転数の多いHDDは其の分発熱も多く成ります。ファン等を利用して放熱に心掛けましょう。空調の無い部屋での使用は要注意で有る。不具合のHDDの蓋を開けて中を見たくも成りますが、クリーンルーム以外での開封は厳禁です。二度と使用出来ません。一度でも開封したHDDは修理の対象外です。注意しましょう。
 HDDのアクセス中に電源を切るのは厳禁です。データーを読み出し出来無く成ります。UBSのHDDの取り外しも、取り外し処理をしてから取り外しましょう。OSの終了処理をして正常に終了し。電源が切れたのを確認してから取り外すのが一番です。
 しかしながら、卵を一つの篭に盛るなと言う諺は今も健在で有る。


              2005−07−18−52−OSAKA



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