脱帽

 北京五輪も真っ盛りで有る。出たくても代表に選ばれ無かった選手も又数多で有る。参加出来る丈でも凄い事では有る。四年に一度の大会の五輪はマスコミの関心も高く、事前に大騒ぎし過ぎ選手に精神的負担も多く、本番で充分に実力を出し切れ無い選手も居る。優勝して金メダルを獲得するは至難の業で有るが、其の金メダルを複数獲得した選手が居る。脱帽もので有る。二種目制覇で有る。二大会連覇の偉業を成し遂げた選手すら居る。
 昔は男子学生は校則で着帽を義務付けられ、朝礼で脱帽しないと叱られで有った。着帽を強要したり、脱帽を強要したりで有る。最近は帽子を被る習慣も少なく成った。有る昔の写真を見たら殆んどの紳士が帽子を被って居た時代も有る。ヘルメットを被っての通学を義務付けた珍奇な校則の学校も有った。安全の為と言われる反対為辛い所も有るが、日本の街はヘルメットを被る必要有りとする程危険では無いとして退学を覚悟で被らずに通学を通した女生徒も居た。たった一人で珍奇な校則に反対した女生徒に脱帽で有る。
 昔の時代の洋画を観ると街で紳士は淑女に出会うと脱帽して軽く会釈をするが通例で有った。淑女は数多の紳士に会釈されるので若干手抜き気味で僅かに会釈する程度で有る。何時の時代も男は損で有る。宗教によっては帽子も重要な存在で有る。宗派によっては未だに帽子を被る風習を守って居る場合も有る。法王の帽子は何故ずり落ち無いのか誰しも疑問に思う部分でも有る。コックの帽子は料理に毛が入ら無い様に為る本来の役目の他に職種の地位で高さが違う。
 女性の帽子は髪飾りやファッションの一部とも取れるので部屋の中でも脱帽を義務付けられ無い、劇場で前に座られると災難でも有る。日本では新婚旅行には女性が帽子を被る珍奇な風習も有った。西洋の王室の結婚式とも成ると参列者の貴婦人の帽子のファッションショウの如くでも有る。帽子は手袋とセットで貴族の象徴性が強い。教会に華麗な羽根帽子は不釣合いと思うので有るが。日本の皇后の美智子陛下は回りの人に邪魔に成ら無い様にとの心使いで、小さめのの帽子を御愛用で有る事で有名でも有る。ペルーの原住民は女性も矢鱈帽子が好きでも有る。
 食品工場や医薬品工場やIC工場では帽子は必須でも有る。髪の毛が入ら無い様に、帽子の下にアンダーキャップを被ってで有る。エアーシャワーを通り、粘着ローラーを作業服に掛けてで有る。髪の毛を汚いと感じる国民性も有るが。髪の毛が錠剤に入って居て自主回収した製薬会社も実際に有る。回収命令が出れば強制的に回収しなければ成ら無いし記者会見をして公表をする事が義務付けられる。企業イメージが甚だ悪い。髪の毛の一本の為にで有る。自主回収は微妙な判断で有る。事務付けられる訳では無いが、企業が自主的に回収するので有る。回収して選別して他に入って居ない事の証明で有る。選別して毛が入って居ても入って居たと言え無いのに、選別をさせるので有る。自分の髪の毛を汚いと思って剃髪に為る人は一人も居無い。他人の髪の毛を汚いと思う人は数多で有る。髪の毛に付いて居る病原菌を懼れての事で有ろう。当局は病原菌の検疫の指導は為無い。何か有ると企業に自主回収させる。自分の腹は痛まずに解決出来る為でもい有る。企業は莫大な経費を溝に捨てる事と成る。
 帽子に似た物にターバンが有る、布を巻く丈で肌蹴け無いのが不思議でも有る。
 世界も同じく葬列に対しては敬意を払う様で有る。偶々出会った通行人も赤の他人の葬列に対して脱帽したりで有る。日本のマスコミも芸能人の死者に対しては余り悪くは書か無いが、犯罪を犯した芸能人は悲惨でも有る。なまじ有名で有る事が仕事探しに差し支える為でも有る。死人を鞭打たずの風潮か。
 帽子は制服の一部とも言える。帽子丈被ると珍奇な場合も有る。威厳の象徴でも有る。帽子を見ると職業が想像出来るのも不思議で有る。ベレー帽を被って居ると画家に見えたりで有る。
 北京五輪で金メダルを獲得した選手は胸を張っての凱旋で有る、カメラ放列が待って居るが、帽子を被る風潮が皆無の現在では敬意を表して脱帽する人も居無い。優雅な風潮が無く成って仕舞った。妙に帽子を被ると禿げを隠す為かとかえって目立つ。
 中学生の頃は丸坊主で有った為、帽子の着帽は頭を守る為と思い何の疑問も感じなかったが、長髪も多い高校では疑問を感じる時も合った。
 目無し帽は極寒の地では必須の帽子では有る、顔迄凍傷に罹る懼れも有る。其の帽子を被ってコンビニに入って行ったら警察に通報され兼ね無い。強盗が覆面代わりに良く利用する為でも有る。使用目的を誤ると思わぬ弊害も出る。
 パソコンのCPUの頭には放熱板の帽子を取り付け必要が有る。高速なCPU程発熱が多く何も取り付けずに通電すると焼け切れて仕舞う。最近のパソコンの進化には脱帽もので有る。OSも絶えず更新プログラムを自動的ダウンロードして進化を続けて居る。無料で提供されるブラウザや動画のプレイヤー等のソフトも最新バージョンがダウンロード出来る。ホームページも写真を貼り付けたり、文字を動かせたり、動画を再生出来たりで有る。
 インターネットの便利さにも脱帽もので有る。自宅に居乍、クレジットカード一枚で色んな物が購入出来たりで有る。インターネットバンキングやインタネットトレードも出来る。バス代を使って銀行へ行って長い時間待たされてで有る。会社を休んでの半日仕事にも成る。自宅から株の売買や投資信託の買ったり解約したり、外貨預金をしたりで有る。外貨預金も利子が良くても為替が大きく変動すると大損で有る、配当の良さに脱帽して居ても価格が下がって大損で有る。便利さに脱帽でも思わぬリスクが伴う。玉子を一つの篭に盛るなの教訓を忘れては成ら無い。





          2008−08−25−354−01−01−OSAKA



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