勝ち組か、負け組か(規格戦争)

 パソコンが発売された当初はインタープリンタのベーシックプログラムが主流で有った。マシン語で作られた最適化された高速なデモ用のプログラムに驚愕した物で有った。しかしで有る。インタープリンタのベーシックでプログラムが組める事に感動しても。其のプログラム自体がパソコンメーカーで少しづつ違って居て、互換性が無かったので有る。一度パソコンを買ってしまうと同じメーカーの物を買わされるので有る。
 当時パソコンのCPUもインテルの8086のほかにモトローラの68000が有った。68000の方が高性能で、アーキテクチャーもスッキリして居りアセンブラプログラムが素人でも組めたが。性能が劣るインテルの8086が世界を制覇したので有る。複雑な気持ちで有った。
 其の当時に一部のマニア用にCP/MとMS−DOSと言う二つの似通ったOS(オペレーティングシステム)が発売されて居ったので有る。可也高価で有った。其の二つは似通っては居るが互換性は無かったので有る。ユーザーはどちらかの選択を強いられたので有る。規格戦争が既に存在したので有る。CP/Mが何時しか消え去り。CP/Mを使用して居たユーザーは負け組みの無念さを味わったので有る。
 勝ち組のMS−DOSはWindows へと進化を遂げたがOSメーカーのマイクロソフトはWindows NTとWindows95/98の両方を発売した。日本ではWindows NTを業務用、Windows95/98を家庭用と決め付け、Windows NTは高性能で有り乍余り一般的には普及しなかった。一部のマニアには強い支援を得乍で有る。高性能で有っても普及するとは限ら無いのが規格戦争で有る。Windows XP/2000に双方が統合されWindows 95/98のユーザーは負け組に成ったので有る。今では巧く動か無いアプリケーションソフトすら有る。
 其のWindows NTの上位バージョンのWindowsXP/2000では以前に4種類ものCPUをサポートして居たのに、メーカーの都合で開発を中止してしまった。インテル以外のCPUの一部は負け組みに成ってしまったので有る。何年も前に既に64ビットのアルファーCPUで既に64ビットのOS(Windous NT)が動いて居ったので有る。一般のパソコンでで有る。32ビットのアプリケーションソフトも64ビットコードに変換し乍実行され。実行の度に最適化が進み実行スピード段々と速く成ると言う優れ物でも有ったのに。
 Windows の動くインテルの64ビットCPUにも既に互換性の無い2種類が存在する。業務用のイタニウム2で専用ソフトが必要で有る。市販の一般用のソフトとは互換性が無い。互換性の有る、他社のAMDの健闘は特筆すべき存在でも有る。Athlon/Opterongaがインテルを奮起させて居る存在は大きい。
 以前にVHSとβの方式のビデオテープの規格戦争が有った。βはVHSよりコンパクトで業務用にも採用される程の優れ物で有ったが、何時の間にか負け組に成ってしまった。当時はβ方式のレコーダーは生産を続けると言って居たが、今では探すのも難しい。8ミリビデオのデッキを見つけるのも又難しい。今のデッキが壊れるたら撮り溜めたテープの再生は出来無い。VHSすらDVDへの移行が進行して居る VHSのビデオデッキも無く成る運命で有る。テープは巻き戻す手間が掛かるので有る。其の時間が現代人には待て無いので有る。
 DVDディスクのホーマットの規格の種類の多さにも愕然とする人も多い、マルチドライブと言って全てに対応したデッキも発売されて来て居る。中でも特筆すべきなのはDVD−RAMのカセットタイプで有る。塵や手の指紋の付か無い優れ物で有るが何故か普及は今一で有る。値段も普及に関係するので有る 次世代のDVD規格戦争が既に始まって居る。ブルーレイプレイヤーとHD DVDの規格戦争で有るブルーレイは高性能では有るが、値段が高い、従来のDVDとの互換性が無い。高性能を望むならブルーレイで有るが、コンテンツの多さや将来の勝ち組に成れるかは分から無い、負け組には成りたく無い物で有る。人の心の不可解を見る思いがする。
 テレビもアナログからデジタルへ規格の変更が進んで居る。2011年に現行のアナログの地上波が停止しデジタルのみに変更される。既にデジタル放送が始まって居る。アナログ専用のテレビはただの箱に成るので有る。テレビ丈の事と思って居る人も多いが、ビデオデッキも使え無く成る。デジタルをアナログに変換する変換器を付ければ観られるが高画質は期待出来無い。テレビのハイビジョン化も進んで居る 液晶かプラズマかもユーザーの選択の戸惑うは尽き無い。
 IBM(PC/AT)互換機が世界の主流の中で、アップルの存在は特筆に価する。少数派も健闘して居るので有る。性能的には優れて居て、一部のマニアの支持は厚い。其のアップルも時代の流れかインテル系のCPUを採用したパソコンの発売も始めた。世の中は変遷するので有る。
 パソコンの64ビット化が進んで居る。インテルやAMDのCPUの64ビット化は可也進んで居るがOSやアプリケーションソフトの64ビットかは未だ未だで有る。64ビットのOSは発売はされて居るがOEM/DSP版のみで。64ビット版のOS上では64ビット版のインターネットエクスポーラーも動いて居るが一部動か無い機能も有り。32ビット版も必要に成る、両方付いて居る。64ビット版のLinaxも既に稼動いて居る。今年中にはWindowsの新バージョンVista(ビスタ)の64ビット版のパッケージ版も発売予定で有る。アプリケーションソフトの64ビット化が一段と進む事で有ろう。
 電話回線もアナログからデジタルのISDNへ移行も進んだがインターネットが発達しブロードバンドのADSLを利用する為にアナログに戻した人も多い。逆行も有るので有る。最近では光ファイバー網の発達とマンションタイプのサービスの開始により、管理組合の推薦も有り。光ファイバーでのインターネットをする人も多く成った。インターネットのプラウザもインターネットエクスプローラ(IE)が主流では有るが他社のNetscapeも無料でダウンロード出来、進化を競い合って居るのは良い事で有る。他にも多数利用可能で有る。個々のパソコン同士では互換性が無くてもインターネット上で繋がって居るのも不思議な世界で有る。ホームページのアクセスログ表示を観ると様々なプラウザでのアクセスが確認出来ます 古いタイプのOSのアクセスも意外と多い。世の中は様々で有る。
 余談ですが、通勤に私鉄や地下鉄やJR西日本を利用者も多いが、最近PiTaPa一枚で利用出来る様に成った。別規格のJR西日本もチャージ(入金)しとけば利用出来る様に成った。自社の規格に拘り門戸を閉ざしてしまうのは間違いで有る。
 高性能な規格が世界の覇者に成るとは限ら無いのは複雑な気持に成ります。
 規格戦争の負け組に入りたく無い為に、金魚の糞の様に人の後を進むのは考え物で有る。自分の意志で決定しましょう。



            2006−03−19−111−01−OASYS



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